と生 toki at 糸草 企画展

7月 糸草企画展のお知らせです。
「と生 toki」のあかりちゃんは四万十川での暮らしから
長野へ移住されてから初めての作品展になります
その想いや作品への想いを、物語ってくださいました。
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去年の秋にはじめて糸草へ伺った時は
[新しい時をすごす と生]というテーマでしたが、
今回は[懐古 nostalgia]としました。
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お家の改装や季節仕事と制作が両立出来るのかを最初は不安に感じていたけれど、
新しい土地でまだまだ落ち着かない暮らしの中でこそ、
自分の手に職があることが心の癒しになってくれていることに気がついて、
とっても嬉しい制作のスタートとなりました。
今回のテーマは何になるだろうかと思いながら、
ただ心が1番自由な方へ自由な方へ…と
縫い進めて仕立て上がってくる作品たちを並べてみると、
今回は古布を使った作品が多い様子。
新しい土地に来て、こちらのことで気持ちがいっぱいになるかと思いきや
思い出すことといえば故郷のことばかり。
私のルーツ九州や神戸、高知の景色の中で過ぎていった時間に
想いを馳せることが多くありました。
良き思い出たちに感謝、感謝、感謝ばかり…
こうして思い出せる出来事が増えていくのも、
中々に良いことだなと味わっていました。
私にとって古い布に触るということは、
背が高くなるたびに記録した柱の印を眺めているような気持ちで、
かつての何かを感じさせるような素材に触れることで
[懐かしい]と思う気持ちが満たされるような心地がありました。
せっかく新しい地に来てはじめての作品たちなのに、
過ぎたことばかりを思い出しながら仕立てていて良いのだろうか…と
思ったりもしたけれど、よくよく考えてみれば、
物作りは人となりをそのまま形にすることです。
そして、今の姿をそのまま表せることが物作りを続ける意義であり、
いつでも自分の中に誤魔化しのないストーリーを持っていることが、
出向く場所や出会う方々と真摯にお話をできる誠実さにつながると思っています。
作品を手に取っていただけることはもちろんですが、
それと同じくらいに作品を通して蘇ってくる皆さんのお話もとっても楽しみです。
どなたにお越しいただいても安心して過ごせる素敵なお店[糸草]で、
野花みたいに笑顔が素敵な店主のマルさんと、皆さんをお待ちしています。
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「糸草 」
穏やかな
能勢の空気につつまれて
田んぼの景色
庭の草木を
眺めているだけで
気持ちが安らぎ
自然素材で旬のある
着心地のいい服を
セレクトしています
服選びも
リラックスして
ゆったりとした気持ちで
選んでもらえたら
そんな想いで
自然豊かな能勢町で
お店をしています。
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2024・7/27~8/1
open 11:00~17:00
close 火 金
大阪府豊能郡能勢町森上172-2
omoyai内
🅿︎ 6台
在廊日 7/27~29     13:00~17:00

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